Salon de Takarazuka ステージスタジオとは
ゴージャスな大きな羽根を背負ってバサバサの付けまつ毛を付けた女性だけの歌劇団。
そう!宝塚歌劇団。
Salon de Takarazuka ステージスタジオとは、その本拠地、宝塚大劇場にある写真スタジオです。
ここでは、宝塚歌劇団の作品に出てきた衣装を身に着け、あの華やかなメイクをしてタカラジェンヌ気分で写真が撮れるのです。
あのメイクを自分でしろって言ったって無理よ!付けまつ毛なんて触ったこともない!
そうお思いの方も大丈夫。
メイクも着付けもすべてやってもらえます。
予約をしてスタジオに行けばOK!!
それだけで夢のような時間を過ごせます。
私が行ったときは受付、メイク、カメラ、すべて女性でした。女の園ですね。
※付き添いであっても男性は入ることができません。
ご注意くださいませ。
選べる衣装
※2021年11月現在
【男役】
・「ファンシー・ガイ!」男役フィナーレ羽根衣裳
・TAKARAZUKA 花詩集100
・ベルサイユのばら オスカル
・ベルサイユのばら アンドレ
・エリザベート トート
・ロミオとジュリエット ロミオ
・THE SCARLET PIMPERNEL パーシー
・THE SCARLET PIMPERNEL ショーヴラン
・カサノヴァ夢のかたみ カサノヴァ
・うたかたの恋 ルドルフ
・TCAスペシャル
・黒燕尾
・鳳凰伝 カラフ
・ショー衣装
【娘役】
・「ファンシー・ガイ!」 娘役フィナーレ羽根衣裳
・TAKARAZUKA 花詩集100
・バスティーユの恋人たち マリーアントワネット
・ベルサイユのばら マリーアントワネット4種類
・エリザベート 鏡の間のエリザベート
・エリザベート 戴冠式のエリザベート
・ロミオとジュリエット ジュリエット
・風と共に去りぬ スカーレットオハラ3種類
・愛と革命の詩 マッダレーナ・ド・コワニー
・THE SCARLET PIMPERNEL マルグリット
・カサノヴァ夢のかたみ ポンパドゥール夫人
・うたかたの恋 マリー・ヴェッツェラ
・TCAスペシャル
・哀しみのコルドバ アンフェリータ
・鳳凰伝 トゥーランドット
衣装はこの中から選べます。
1着毎に追加料金が掛かりますが、1度に3着まで着られます。
私はエリザベート、マリーアントワネット、フィナーレ羽根衣装を着ました。
優しいピンク色の衣装にも憧れましたが、引き締まって見える黒(濃紺)、誰にでも似合う白色は無難な気がして選びました。
当日の流れと持ち物
撮影後に舞台メイクを落とすので、すっぴんになってしまいます。タオルと化粧道具、化粧水などの保湿グッズをお忘れなく。
もちろんお支払用の現金やカードも。
あとは夢の時間を楽しむためのテンションと笑顔も忘れずに!
ただ写真を撮るだけでしょ?と私も最初は思いました。しかし、スタッフさんの熱意がすごいです。
メイク中も何度も付けまつ毛を付け直して角度調整。撮影中も扇子の角度を細かく調整。
「顎を引いて!目を見開かずに遠くを見て!歯は見せずに口角だけにっこり!」と様々なアドバイスが飛んできます。
「もういいよぉ、素人なんだからそんな無理だよぉ・・・。早く解放してくれよー」とこちらがめげてしまいそうになるくらいの熱血(笑)
メイクもじっと座っていれば勝手にやってくれますし、撮影中も力を抜いていれば手の位置から足の位置まで直してくれますので、身を任せていればそれなりの写真が完成します。
スタッフさんだってさっさと撮影を終わらせて休憩した方が楽なのにお客さんを輝かせるために付けまつ毛の角度一つにもこだわり、ポーズや表情にも細かなアドバイスをくれるなんて有り難いですよね。
せっかく行くのだからお姫様気分、王子様気分で楽しんできてください♪
衣装のサイズとメイク
衣装を着ると聞いて最も気になるのはサイズのことだと思います。
私は背が155cmと小柄。普段の洋服選びも一苦労。膝丈で着るはずのワンピースがロング丈になってしまいます。
そんな私がドレスを着たらダボついてしまうのではないかと心配していました。
しかし、そこは多くの人が利用する変身スタジオ。ドレスのサイズは後ろの紐で調整できるようになっています。
スタッフさん2人でぎゅーっとウエストを締め上げてくれます。コルセットをつけているようなウエストのくびれが出て綺麗な体のラインが完成。
また、背が低い場合は撮影時にドレスの下に箱を入れ、その箱の上に立たせてくれます。それによってすらっと見えるので大丈夫。
着替えの場所から撮影の場所まで目と鼻の先ですが、ドレスがとても重いです。歩くときは輪っかを持ち上げて蹴り上げるように歩くとスムーズに歩けますよ。その重さも輪っかのドレスを着なければ一生味わうことのない重さ。
重さに負けることなく頑張って移動しました。
終了後
衣装をお返ししてからはご自身のカメラでの自撮りもできます。
帰りにはメイクを落とすので、撮影終了後の着替えのときが最初で最後の自撮りチャンス。
私服に宝塚メイクというのはなんともシュールではありますが、私も一応撮っておきました。
ちなみに一度も人には見せていません(笑)
静かなスタジオ内なので、大量の自撮りをしているとカメラの音で撮ってるのがバレバレ。
少々恥ずかしいですが、せっかく来たんだし滅多にない機会なので遠慮なく撮りましょう!
急かされることもないので、ゆっくりと帰り支度をできます。
鏡のあるお部屋を貸していただけるので、お化粧直しも慌てずにできますよ。
舞台メイクを落として薄い自分の顔を見ると「これが現実か…」となりますが、気を取り直してお会計に向かいます(笑)
プランによってプリントできる写真の枚数、大きさも違います。それによって値段も違うので予約の際にはよーく選んだ方が良いですよ。
気に入った写真が複数あったとしても、プリントしてくれる枚数が少ないプランだと諦めるしかなくなってしまいます。
※最近ではデータCDを買うこともできるようです。
年賀状や名刺に使いたい方、友達にも配りたい方はCDを買ってご自身でプリントアウトすると安上がりかと思います。
このステージスタジオは確かに安い金額ではありませんが、日常生活では味わえない体験をすることができます。
メイク付きプランは数カ月先まで予約がいっぱいで私も何か月か待ちました。それだけでも人気なのが分かりますよね。
クリスマスも近いですし、1年間頑張ったご自身へのプレゼントで予約してみるのもいいかもしれません。これから体験する方が思いっきり楽しめることを願っています。