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保護犬を迎えたい!その手順を経験談をともに公開

目次

迎え入れたい子を探す

各地域の愛護センターが里親を募集している場合もあります。

私の住んでいる地域では現時点での里親募集犬がセンターにはいない状況だったのでこちらのサイトで検索をしました。

ペットのおうちという動物の里親募集サイトです。
https://www.pet-home.jp/dogs/

地域、大きさ、成犬or子犬、犬種など、細かく設定ができます。

有料のアプリに入ると広告なしで見られるそうなので、サクサク見たい方はそちらもよいかも。

私は無料のWEB版で探しました。

ただ、気になるワンちゃんの情報を出すたびに広告が現れるので、長期に渡って探すにはちょっとストレスかな。

ちなみに、一般会員からの譲渡は無料です。

保護団体からの譲渡は有料が許可されているので、譲渡費用が必要なワンコもいます。

その点はお気を付けください。

問い合わせ・申し込み

サイトを見ていて「この子!」というわんちゃんが見つかったら問い合わせ。

新しい家族を迎えることは労力がいることです。

なので、「よっしゃ!いくぞ!」という勢いも大切。

ですが、保護犬は過去に捨てられたり、虐待されたり、繁殖に使われたり、
必ずしも幸せな過去だったとは言い切れない子が多いのも事実。

不安点などは問い合わせの時点で聞いて解決しておくとよいと思います。

保護団体によっては譲渡を希望する際にメールに記載してほしいことを予め説明文に書いてくれていることもあります。

細かい指定がないからといって「この犬ちょうだい!」の一言だけの人に大切な命を預けようと思う人はいませんよね。

・名前
・居住地
・いつから飼えるか
・家族構成
・年齢
・居住環境(ペット可物物件か)
・犬の飼育経験
・先住犬がいるか
・お留守番が1日どのくらいか
・ワクチンやトリミングに定期的につれていけるか
・体に合わせたフードをあげられるか
・譲渡の際に去勢費用等の負担をできるか
・定期報告ができるか

この辺りはよく聞かれることだと思うので、
先に書いておくと選考する側も助かるかと思います。

良い出会いのために参考になさってくださいね。

審査通過・譲渡費用

私が2度お世話になった保護団体さんの場合です。

メールにて問い合わせ後、電話で里親になってもらいたいことを告げられました。
その時に譲渡費用や去勢についての説明がありました。


気になる費用は以下の通り。

・避妊手術
・ワクチン
・フィラリア検査
・血液検査
・マイクロチップ埋め込み
・目の手術
・交通費
計58,000円

今回里親にならせてもらったワンコは5歳の女の子です。

小型犬の平均寿命を考えたらあと7年~10年くらいしか一緒に過ごせません。

保護犬なのにお金がかかるのか!と驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、この譲渡費用をお支払いすることで、次に施設に来る子の費用を賄えます。

命のリレーを繋ぐバトンがこの費用だと思えば決して高くはないのかな?と私は思っています。

譲渡費用が無料、もしくは低料金だったとしても、今後、共に暮らしていく中でフード代、トリミング代、医療費、様々な費用が掛かります。

保護犬は安いんでしょ?という考えだけで飼うことだけはやめた方が良いかと思います。

譲渡

審査に通って話がまとまるといよいよ譲渡。
(トライアル期間を設けている団体もあります。)

我が家に来たわんこ達は1ヶ月で慣れた子もいれば1年で突然心を開いた子もいるので、
短期間のトライアルだけで相性を判断するには早いのでは?と個人的には思っています。

私のお世話になった施設はトライアルはなかったので即譲渡でした。

家に連れて来てくださって、必要があればお家の契約書をチェックされます。

ペット可かどうかを見るだけなので、その旨の書かれたページに付箋でも貼ってお手元に用意をしておくと安心です。

我が家は以前譲渡してもらった先住犬がいたのと、マンションのエントランスや共有部分にペット可とわかるような設備があったので契約書のチェックはなしでした。

誓約書へのサインやマイクロチップの登録方法の書類など、いくつかサインするものがありますが、難しいことは特にありません。

誓約書もごく普通に飼っていれば問題のないことなので大丈夫!
(飼育放棄しない、他人に勝手に譲渡しないetc…)

雑談して笑っている時間を含めても1時間掛からずに終了します。

※わんちゃんも長い時間、車に揺られてやってくるので、わんちゃん用のお水と、眠れる場所を用意しておくと安心です。

定期報告

定期報告が必要。

これがペットショップで犬を買ったのと大きく違うところかもしれません。

もちろん、保護施設・保護団体によって違いますが、私がお世話になった団体は定期的に犬の写真を送らなければならないという規約があります。

譲渡された子が元気に過ごしているか、捨てられていないかの確認のためです。

写真を送ると言ってもプリントアウトして郵送する必要はありません。

メール等、教えてもらった連絡先に添付すれば大丈夫。

これも長文で何かを打たなくてはいけないわけではなくて、日付がわかるようにしてムービーや写真をメールで送ればそれで完了。

定期報告のために写真を撮るなんて面倒?

大丈夫です!飼ってしまうと可愛くて写真を撮りまくります。

そして、報告しなくてもいい時期にまで自慢のメールを送ってしまうようになりますから(笑)

保護団体さんも譲渡するなら信頼できる人へという思いは強いはずなので、特に2匹目、3匹目も考えている方は報告を面倒な義務と思わず、コミュニケーションの一環として続けていると、その後のお付き合いもスムーズにいくはずです。

普段から連絡を取り合っていると「もう1匹迎えたいな」というときにも気軽に相談ができるので、我が家もとんとん拍子で話が進んで10月に新しい子を譲渡してもらえました。

犬との出会いも保護団体さんとの出会いもご縁なので、もらったら終わりではなく、良い関係を続けていけたら嬉しいですよね。

多くを求めずのんびりと

ここからは譲渡の流れではなく、ただの余談。

私が保護犬を迎えるときに施設の方に聞かないようにしていることがあります。

・吠えますか?
・噛みますか?
・トイレで排泄きますか?
・散歩できますか?

この4つは絶対に聞きません。

先ほども書きましたが、保健所にいる犬も施設にいる犬も過去に悲しい経験をした子が多いです。

・女性は大丈夫だけど、男性は怖い。
・普段は穏やかだけど、音でパニックになる。
・手を怖がって噛んでしまう。
・おしっこは好きな場所にしまくって、うんちは食べる

こんなことはザラです。

吠えるのも噛むのも何か理由があるから。

トイレはそのうち覚える。

いいうんちとおしっこがでれば御の字。

いきなり散歩できなくても家の中で遊んで日に当たってれば大丈夫。

「あれもできない、これもできない。なんでなんで?」と考えていると人間のイライラを犬も感じ取ってしまうので、生きてるだけで丸儲けくらいの感覚で過ごすことをモットーとしています(笑)

最初は怯えていたとしても毎日お世話をしていたら懐きます!

今いる2匹はそれぞれ5歳くらいで迎えましたが今は飼い主にべったりです。

1年くらいそっぽ向いてた犬が突然寄り添って寝てくる瞬間があります。

人間でも学校や職場に馴染むのには時間がかかりますよね。

それと同じで、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年…と過ごすうちに必ずいい意味での変化があるので、とにかく焦らずに迎えてあげてほしいです。

1匹でも多くの動物が素敵なご家族と出会えますように。。

そして私もご縁があったら次の子を考えようと思います。

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