こだわりがあるなら細かく伝える
仕事でも家事でも一人では手が回らず、誰かに頼みたいときってありますよね。
私も頼んだことがあるし、頼まれたこともあります。でも、中にはいるんですよね。
『任せるわ!』と言ったくせに、いざ終わって見せに行くと
『こうじゃなくてああして欲しかった!』と文句を言う人。
『コーヒー淹れて!』とだけ言っていざ持って行くと
『コーヒーと言えばホットだろ。なんで冷たいのを持ってきた?それに、なんで砂糖とミルクを入れなかったんだ。普通入れるでしょ!』
いやいやいや、あなたの普通を人にまで押し付けないでください(笑)
私の母がまさにこういう人だったんです。
“わかってくれてる”
“伝えなくても分かる”
と思っているのでしょう。
それか、
“自分はしっかり伝えている。こいつの理解力がない”
と思っていたのかもしれません。
母親に『使えねぇな。』と言われたことがあるので(笑)
こんな人にはなりたくないなぁ。そう思いながら育ってきました。親子だろうが夫婦だろうが言わなくても全て分かるなんてありえません。
夫との決まり
先ほど書いたように、私は母で嫌な思いをしているので、夫との間ではにはお互いに何か頼んだときには結果がどうであれ決して文句を言わないルールが出来上がっています。
先日もポン酢を買って来てほしいと夫に伝えました。私は銘柄も伝えず「ポン酢」とだけ伝えたのです。
私の頭の中には360mlくらいの大きなボトルに入ってる280円くらいのよくあるアレが浮かんでいました。(ミツカン、ヤマサ、キッコーマンのような定番の)
ところが、夫が買ってきたのは薩摩の黒糖を使用している見るからに美味しそうな250mlのポン酢。
250mlだけど360mlの定番商品より高い。なんと600円。いつものを2本買える…。でも、銘柄を指定しなかったのだから何を買おうが夫の自由。
美味しくいただきました。
頼んだのだから文句は言わない!
これを心がけていると頼む方も「こだわりがあるなら伝えよう」となるし、
頼まれた方も「必要なことは伝えてくれたのだからその他の部分は自由にやろう」となれて気が楽です。
グチグチうるさい人の頼みごとなんて聞いていたくないですもんね(笑)このスタイルを私たちが身に着けたのは職場でした。
続きは下記。
任せた自分の責任
私たち夫婦は職場結婚です。
私が長く働いたサロンを辞めてから、母が開業した美容室を手伝い、その後やってみたかった福祉や医療を経験してから入ったので、年齢は一緒でも夫の方が会社では10年以上先輩です。
その会社は部署がいくつかのチームに分かれていました。私はその中のとあるチームの事務をサポートする役割です。
あの書類作っておいて!これまとめておいて!あれ注文しておいて!
外に出かけることの多いメンバーの代わりに中で働く、いわば雑用係ですね(笑)
私以外、全員が男性です。
全くの未経験の業界だったので、書類一つ作るのも不安だらけでした。
文字の大きさは?何か決まりごとは?間違えてたらどうしよう。
私に用事を頼んできた人が外に出て行ってしまえば不明点も聞くことができず、「これでいいのか?」という自己判断だけで進んでいきます。
それで完成したものを持って行くとみんな『ありがとう!』と言うだけで見ることすらしないのです。
「自己流でやってしまったから心配なんですけど。間違ってたら困るから見てください。」とリーダーに言ったことがありました。
『ミスをしたって俺らが上に頭を下げれば済むことなんだから何も気にしなくていい。もし何かあってもあなたの責任ではない。頼んだ俺らの責任だ!好きにやっていい。』と言ってくれたのです。
他の仲間もそうでした。
『間違えてもやり直せるんだから大丈夫。気付いた人がやり直せばそれで終わり!そうじゃない?』
こんなあっさりした人ばかりで、物凄く働きやすい環境でした。
これはこだわる必要がある!という点は細かい情報までくれるので、こちらもそれに応じて動けば良いのです。お陰でとても伸び伸びと働くことができました。
文句を言うなら自分でやる
そんな職場でのやり方を家庭でも受け継いでいます。年越し前は夫が大掃除にも協力をしてくれました。
柔軟剤、液体洗剤、ボディーソープ、茶葉の詰め替えをお願いし、やってくれたのはいいのですが、見事にこぼしました(笑)柔軟剤も洗剤もボディーソープも何回分溢れた?という状態。
茶葉に至っては『あーっ!』という夫の声とともに床に落ち、うちのカーペットって天然芝だった?と聞きたくなるくらいの一面緑(笑)
そのときも笑いながら一緒に掃除機で吸い取り終了。
夫は『うちじゃなかったらどえらく怒られているかもしれない…。』とつぶやいていましたが、よそはよそ。うちはうち。
私も様々なことを笑って許してもらっているのでいいのです。文句を言うなら自分ですべてやればいいんですもん。
手を貸してくれたことにまずは感謝をして、日々を過ごしていきたいです。
長い上に関係ない話も書いてしまったのに最後まで読んでくださってありがとうございました。