緊急事態宣言が出ていても職場環境は何も変わらず、
週に1回の休みがあればいい方の夫。
昨夜の帰宅も23時を過ぎていたので、
「仕事忙しい?」
と話しかけました。
すると、
『俺は忙しい。』
との返答。
この言葉を聞いて、ホルモンバランスの崩れている時期だった
私は超絶ネガティブなことを考えてしまいました。
『(専業主婦で犬の介護だけしているお前は家にいるだけで暇だろうけど)
外で働いている俺は忙しい。』
こんな意味だと思ってしまったのです。
実家暮らしのときはサロンを開いて様々なお客様と出会い、
大好きな街への引っ越しを決意してからは会社という組織に属し、
一人で暮らしていくためにずっと働いていた私には
「金を稼がざる者食うべからず」
というような意識が染みついており、
どこかで今の“専業主婦”という立場に申し訳なさを感じ、
自分自身で殻を作っているような気がします。
少しむなしくなって
「家にいる私は多忙じゃなくてごめんよ。」
夫に呟くと、夫は即否定してきました。
『そんな意味じゃないよ!
職場の中には暇な人も多いのに、
俺は忙しくて休みがないって意味だよ!』と。
そして、こう続けました。
『どこが暇なんや!
我が家にとってバウの介護は最重要任務や!
変化があったらすぐに動かなくてはならない!
救命救急隊と一緒!!
おともはバウを救う任務を遂行するんやー!!』
東京出身の夫が関西弁で力説(笑)
そして文字にすると若干暑苦しい。
でも、後悔のないように思う存分介護をしろと
背中を押されているようで嬉しかったです。
どうやら私はバウのための救命救急隊のようです(笑)
平凡な専業主婦じゃない。
平凡な日々を守る専業主婦。
高橋ジョージさんに歌にもあるように
何でもないような日が一番幸せだったりする。
バウがスヤスヤと眠り、
時々ぷぅ~っとおならをするのを見て
大笑いする平凡な日々。
バウの後輩犬として迎えた“おぬし”が
徐々に我が家に慣れてくつろぐ姿を見て
夫と目を合わせて笑う日々。
犬にも人間にも寿命がある中で、
永遠に暮らせるわけではありません。
いつの日か必ずくる別れの日。
「平凡だったあの日、楽しかった」と
思えるように、今日も専業主婦を頑張ります!
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