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【不思議体験・テレパシー?】愛犬が遠くに行っちゃう!授業中に涙が止まらなくなり帰宅してみると愛犬が行方不明

目次

授業中に突然浮かんだ光景

このブログでも時々紹介していますが、私には6歳から19年に渡り飼っていた犬がいました。

寝るときもお風呂に入る時も一緒。

まさに相棒
と呼べる関係でした。

犬が1階のリビング、私が2階の自分の部屋にいるときに
心の中で「来て!」と呼ぶとその数秒後には階段を駆け上がってくる犬の足音。

散歩に行って「楽しいね!」と話しかけると後ろを振り返ってにかーっと笑ってくれて、
小学生の私が花を摘んでいると口で花を摘み取って私の手に乗せてくれるような優しい犬。

もしかしたらこの犬は言葉がわかるのかも。

声に出さなくても心の中で呼ぶと来てくれるからテレパシーも通じてるのかも?

子どもながらにそんなことを思いながら共に過ごしてきました。

私が高校三年生になったある日、授業中に突然ある光景が頭に浮かびました。

愛犬が緑の多い場所を全力疾走している光景でした。

その瞬間、私は「行っちゃう!てんちゃんが遠くに行っちゃう!」と思い、涙が溢れてきました。


授業中にいきなり涙を流し始めた私に隣の席の友達は大慌て。

事情を話すとすぐに帰るように勧められました。

『おともちゃんは小学生の頃から人の亡くなる日を当てたりしてる。
今回も第六感が働いてるのかもしれないからすぐに帰りな!
本当に逃げてたら大変なことになる!』

友人のその言葉を聞いて私はすぐに帰り支度をして帰宅しました。

帰宅すると母方の祖母が驚きの一言を

自宅に続く道を曲がると当時我が家に居候していた母方の祖母が玄関前をウロウロしていました。

すると祖母が笑いながらこう言ったのです。

『網戸開けてたら犬が逃げたんよー。
小型犬だからそう遠くは行ってないだろー』

悪びれる様子のない祖母に殴り掛かってやろうかとも思いましたが、今は愛犬を探すことが最優先。

すぐに家を飛び出していつもの散歩道を走りました。

父方の祖母の指令で大捜索

小型犬とはいえ、リードを一度も放したことはありません。

散歩は常に私と一緒。

一人ぼっちになった犬がパニックになって普段とは違う道に迷い込んだかもしれない。

私一人で探すより家族で探した方がいい!

私は父方の祖母に電話をしました。

父方の祖母は口は悪いが面倒見のいい人です。

私の話を聞くと祖母は父と祖父に電話をしてくれました。

どちらも仕事中です。

しかし、祖母の『犬の命と仕事、どっちが大切なんだー!!!』という一言で二人とも
『犬に決まってますー!!』と仕事を早退してきました。

別居中だった母もこのときばかりは駆けつけて捜索に加わります。

それでもその日は見つからず、翌日も捜索することに。


雨が降り出したので足を滑らせて川や田んぼに落ちているのではないかと父は心配しましたが、
私はまだ生きていると強く思っていました。

相棒が一匹で暗闇を歩いているときに私が諦めたらそこで終わり!

警察に届け出

家族で一晩探したけれどどこにもいない。

歩き回ることに必死で保健所と警察に連絡をすることを忘れていました。

いなくなったことを涙ながらに伝えても、警察では犬は落し物扱いなんですよね。

遺失物届を書きました。

交番で手続きをしてお巡りさんが本部と思われる場所に伝達。

遺失物届の用紙に犬一匹、メス、シーズー。
色は茶と白と記載されているのがなんとも悲しい。

物じゃなくて命なのに。

そんな文句を言っている余裕もなく、すぐに捜索の再開です。

前日の晩にチラシを作ったのでコンビニでカラーコピーをし、捜索に戻りました。

数日休んだだけで落ちる受験なんてやめちまえ!

高校三年生といえば今後の進路を決める重要な時期。

出席日数も受験に影響すると言われていました。


しかし、愛犬が見つからない状態で学校に行くことなんてできない。

翌日も学校を休み、捜索することになりました。
もちろん、父と祖父も仕事を欠席。

受験生だけど学校を休みたいことを親に伝えると
『数日休んだくらいで落ちる受験ならやめちまえ!
受験なんて大人になってからだってできるし学校なんて山ほどある!
今は探すことが先決だ!』と力強い言葉
をもらえました。

両親と祖父は家で事故が起きたと職場に言って欠席、
私は風邪を引いたと言って学校を欠席。

犬なんて番犬だという考えの方からしたらおかしな家族かもしれません。

でも、私にとっては大切な相棒。

見つけるまでは諦め切れませんでした。

有力な目撃情報

行方不明になった愛犬は野菜が大好きでした。

台風から守るために玄関内に入れたシソを根こそぎ食べてしまったり、
買ってきた白菜や大根を床に置こうものならかじりついてしまったり、
とにかく野菜や果物に目がなかったのです。

そこで、畑を持っている近所の人に聞き込みをしてみました。

写真を見せるとビンゴ!

『そのわんちゃんならうちの畑で白菜とキャベツを食べて、嬉しそうに仰向けになって土に背中を擦りつけてたよ!』


野菜を食べて仰向けでスリスリ?

案外家出を楽しんでる説(笑)

目撃情報では元気そうだったので一安心。

ついに発見!感動の再会…?

その目撃情報の後、愛犬が見つかる気がして私はフルーツを買いこんでいました。

発見してくれた人に渡す気でいたのです。

今考えると発見前にお礼を買うなんて気が早いし、日持ちもしないフルーツを買うなんておかしい。

でも、当時は再会が近い気がしてその瞬間の為に準備をしなくてはと思っていました。


すると、チラシに書き込んでおいた私の携帯に着信が!

通ったことのない道にある理容室のおじさんでした。

『探してる犬がいたから保護しといたよ!』という報告。


ほら来た!!

若干のドヤ顔を浮かべつつ両親と共にその理容室に駆けつけました。

すると、理容室のわんちゃんの隣にいた!!

我が相棒のてんちゃん!

心配したよーと抱っこしようとしたら隣で理容室のおじさんがジャーキーの袋を開けていて、
食いしん坊な我が愛犬はそちらに釘づけ。

飼い主よりジャーキー…(笑)


涙も引っ込みました。

とはいえ、一人ぼっちの旅は怖かったようで、帰りの車内では普段出さないクンクンという鳴き声を出しながら私にしがみついていました。

自分が逃がしたくせに一切捜索には加わらず、見つかった犬に向かって『バカ犬が!』とだけ言った母方の祖母を全力で呪ってからその日は眠りにつきました(笑)

第六感って本当にある!

今後のブログにも書きますが、私は子どもの頃から誰かが亡くなる日が分かったり、
その場所で亡くなった人の姿が見えたりと、人からしたら気味の悪い出来事に遭遇することが多々ありました。

たまたまかな~?と思っていた数々の経験。

しかし、愛犬がいなくなったその時間に突然緑の中を走る愛犬の映像が頭の中で流れて涙が出てくるという体験をしたことでこれは偶然ではないような気がしてきました。

勘って当たることもあるので、そのときは自分の心に素直に従って突き進もうと思います。

そして最後に、わんちゃんが逃げてしまって再会できずにいる方が再び愛するわんちゃんに出会えることを願っています。

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