MENU

静脈内鎮静法で覚醒。手足を押さえつけられて埋伏の親知らずを抜かれた話

目次

親知らずの状態

今まで4本ともしっかりと埋まっていた私の親知らず。

数か月前に右上の7番の歯の横にほんとうに小さい点が現れました。

肉眼では見えないのだけど、舌で触ると鉛筆の先くらいの小さい突起が当たります。

これは一体なに?

と思いながら過ごすこと1年。

その場所に親知らずが顔を出し始めました。

正体はお前かー!

しかし、綺麗に生えているわけではなく、
顔を出しているのはほんの数ミリ。

しかも斜め。

レントゲンで見ると7番の歯に突っかかっている。

こんな歯抜ける?

抜けるとしても普通の麻酔じゃ怖い。。

それが静脈麻酔のできる病院探しを始めたきっかけでした。

保険適用の静脈内鎮静法の歯科医院

静脈内鎮静法は保険適用ではない歯科医院が多いのが現状。

私が最初に問い合わせしたところは完全自由診療の歯科医院だったので
麻酔に10万、親知らず抜歯に7~10万と言われました。

その後の抜糸や消毒なども自費ということなのでちょっと悩んで別の病院を検索。

すると、そこまで遠くない場所に保険で静脈内鎮静法をしているクリニックを発見。

早速予約して行ってみました。

『歯茎を切って歯を切断して抜くから20分くらいだと思うけどね。
静脈麻酔で寝てるうちにやっちゃえばいいじゃない!』

先生はそんなノリ。

日常的にやっているから慣れているんでしょうね。

保険が利くのかをを聞いてみたらOKとのこと。

うだうだしていたらいつまでも先延ばしにしてしまいそうなので
次回の予約を取って帰宅しました。

当日の流れ

予約時間に来院して通常の治療室にて静脈麻酔開始。

点滴で静脈から薬剤を入れていきます。

そこは歯科医。

何度もやり直していました。

針を刺してから中で探るからめっちゃ痛い。

百歩譲ってやり直しはいいとして、うまくできないことを
助手のせいにして助手に怒っているのが残念でした。

針の渡し方が悪いから血管を見失っただろ!
と怒っていました。

だったら針くらい自分で取れ!と心の中で思ってから数分後。

いつの間にか眠っていました。

このまま終わればよかったのですが、
一番大変なところで覚醒してしまったのです。

痛みで覚醒したが喋れないし動けない!

しばらく寝ていた私ですが、顎の激痛で目が覚めました。

もう終わったのかしら?
と思ったのも束の間、ウィーーーーーン!という音とともに
親知らずを切られている感覚がある!

そして、口を閉じないように開口器をつけられているから喋れない。

その開口器を先生がどんどん開くものだからパキッと顎が鳴ってずーっと激痛。

例えるならば柔軟体操で無理矢理180度の開脚をさせらてる感じ。

痛いことと起きていることを知らせたくて手や足を動かしても拘束されていて動きません。

声を出してみたら衛生士が
『なんか言ってる。。』と呟きはしたけど何かしてくれるわけでもなく放置。

ホームページには
・眠っている間に終わる
・治療が終わるとドラマティックな目覚め
・何の苦痛もなく終わった。本当に楽だった

などと夢のようなことが書いてありましたが、
歯を切っているところから抜くところまで、
なんならなぜか7番目の歯まで削られて型取りされたところまで全部覚えてる。

先生はよく寝てましたよと言っていましたが、
目にはタオル、口には開口器、手足は拘束の状態だから
寝てるように見えてただけでしょ。

静脈への痛い注射をして結局眠れていないなら
通常麻酔の方が楽だったかもと思いました。

もし静脈麻酔で抜歯をするときは目隠し用のタオルは断り、
この合図を出したら話を聞いてくれと前もって言っておこうと思います。

費用

抜歯、麻酔、静脈麻酔、薬など込みで1万円いきませんでした。

覚醒せずに寝たままでいられて1万円ならお安いのではないでしょうか。

ただ、私のように意識があるままのこともあるので、
信頼できる先生と相談してじっくり検討した方が良いと思います。

静脈麻酔のデメリット

ここからは余談です。

親知らず抜歯前にレントゲンを撮って虫歯の有無も調べました。

今のところ虫歯はないけれど、
親知らずの隣の歯が虫歯になるといけないから抜きましょうということになったのです。

なので、私は当日は抜歯だけだと思っていました。

しかし、終わってみたら7番の歯が削られ、仮蓋をされている。。

先生からは『次、銀歯が入るから!』とだけ告げられました。

何の相談もなく勝手に削っておいて銀歯?

嫌なんですけど。。

そこで普段のクリーニングや定期健診をしていただいている歯科医院へ行って相談してみました。

すると、
『あれだけ虫歯に気を付けていて定期健診でも虫歯があったことがないのにね。
見てないから絶対とは言えないけど、親知らずを抜きやすくするために
7番を削ってたりしてね。こうやって削っておけば抜きやすいもんなぁ。』

と言われたんです。

通常の麻酔であれば疑問点があればその場で聞けますが、
静脈麻酔で目にタオルをされ、開口器を付けられ、
手足を拘束されたらまな板の上の鯉です。

私のように抜歯だけは静脈麻酔のできる口腔外科のあるクリニックに行って、
普段の虫歯治療やクリーニングはかかりつけ医でやりたいという方もいると思います。

親知らず以外をいじられたくなければ先に伝えておいた方が良いと思います。

今はかかりつけ医でセラミックを入れましたが、それでも自分の歯に比べて力が入りません。

歯は削られたら元には戻りません。

後悔のないように治療を終えられるように事前相談をしっかりすることをオススメ致します。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次