先日、バウが立ったという記事を書きました。
とはいえ、自力で飛び回れるほどではなく、
日中はほとんど動くことはありません。
口をモゴモゴさせたらお水。
お尻をモジモジさせたらうんち。
遠くを見てソワソワしだしたらおしっこ。
バウの出すそのような合図を見て、
介助をしている状態です。
そんな中でも、立ったのを見ると
私の悪いところが出てしまいます。
立てたらから明日は一歩。
一歩歩くと明日は三歩。
三歩歩くと明後日は五歩かな?
と期待してしまうのです。
実際、立った翌日はおやつ欲しさに4歩くらい
自力で歩けました。
これは回復の可能性もあるのでは??
そう思ってリハビリにも力を入れねばと張り切っていた夜、
バウが4歩歩いた報告を私から聞いた夫がバウに話しかけていました。
『1日1歩でも365日積み重なったら365歩じゃん。
すごいなー。ゆっくり練習していけばいいよー。』と。
たった1歩と捉えるか、大きな1歩と捉えるかで
こんなに違うのかと驚きました。
私が子犬ではなく、あえて行き場のない成犬の保護犬を
迎えることに理解を示してくれて、様々な協力をしてくれる夫。
ですが、私が犬に付きっきりであることが夫に悪いような気がしていました。
経済的に困っているわけではないけれど、
生きていれば必ず年は取って身体も弱っていくのだから、
元気なうちにパートにでも出て貯えておく方がいいのでは?
とか、
コロナ対策で出かけられないとはいえ、
わんこがずっとこんな状況だったら
今後も夫婦二人きりでどこかに行くことができないのでは?
など、マイナスなことを考えていたのです。
ですが、夫の名言で
「ゆっくりでいいんだ!」と思えて
どこかにあった胸のモヤモヤが消えました。
バウも突然歩けなくなったことで混乱している中、
変わらずにおっとりした顔を家族に向けてくれています。
バウが生きようとしている以上、
飼い主である私が渋い顔をしていてはいけない。
ネットで前後の足をサポートできる介助リードを見つけたので
そちらを購入してリハビリに励もうと思います。