初めての職場恋愛
結婚を意識して付き合っていた男性と別れ、
「一人で生きていく!」と決意して転職した先で今の夫と出会いました。
社内恋愛なんて面倒くさそう。
常に近くにいたら息が詰まりそう。
する前まではそんなイメージでした。
ここでは実際に職場恋愛からの結婚を経験してみて
よかったこと、大変だったことなどを素直に語りたいと思います。
あくまでも私の感想なので、人それぞれ違うということだけはご理解ください。
メリット
①職場で会える
まずはこれが一番だと思います。
デートの約束をしていなくても職場に行けば顔を見られる。
お得な気がしていました。
②スケジュールが把握できる
私の職場は社員のスケジュールが社内システムに公開されていました。
なので、お互いにいつが休みで今どこにいるのかを把握することが可能。
「仕事って言ってるけど本当?」という無駄な疑いをかけなくて済みます(笑)
③仕事の後に即合流できる
次にいつ会うかを相談しなくても仕事が終わったらそのまま合流し、飲食店に向かうことができます。
いつにする?何時にどこ?というやり取りをしなくていいのはLINE不精な私には有り難かったです。
④人への接し方が見られる
恋人の前では猫を被っていい顔をして他の人には横柄な態度を取る人っていますよね。
社内恋愛だと上司、部下、取引先など、様々な人と接している姿を見ることが出来ます。
夫は部下や業者さんへの対応がとても丁寧でした。
業者さんがミスをしても慌てることはなく、
『業者さんがいてくれるから俺たちが予定通りに仕事を進めることができる。
業者さんにこそ腰を低く、丁寧に接しないといけないと思う』ということを言っていて、とても尊敬したことを覚えています。
上司には媚を売り、部下や業者さんにはふんぞり返っているような姿を見ていたら付き合っていなかったと思います。
④他の人からの評判を聞ける
様々な人がいる職場。
評判悪い人の噂はすぐに耳に入ってきます。
あの人はすぐ怒鳴る、あの人は突然キレて物に当たるなどなど。
暴力や暴言、物に当たるのが癖になっている人は嫌ですよね。
付き合う前に情報収集できるのはメリットだと思います。
夫の場合は誰もが『おっとりしてて優しい』と言っていたので付き合う際のプラスの要素になりました。
デメリット
①嫉妬心が芽生える
人によっては彼が他の女性と接しているところを見てメラメラしてしまうことがあるようです。
私の職場は男性が50人に女性が2人~3人でした。
私と50代の女性だったので、特に嫉妬心を燃やすことはありませんでした。
②よく思わない人もいる
職場内に恋人同士がいるとやりにくいと思う人がいるようです。
私の職場は独身で恋人もいないのが私と夫のみでした。
私が面接に行った時点で上司達は
『あいつ(夫)にちょうどいい人が来た!年齢も出身地も同じだからくっつけてしまおう。』とひらめいて、そうなるように願っていたそうです。
なので、私と夫が接近するように夫のサポート役に私をつけたりと、世話を焼いてくれていました。
結婚を報告した際には『やっと決まったか!』と祝福ムード。
職場恋愛からの結婚がとても多い職場でもあり、女性が少ないので嫉妬や鬱陶しがられることがなかったのかもしれません。
職場環境や本人たちの付き合い方次第では迷惑になるので、職場ではベタベタし過ぎないように気を付けましょう。
③セクハラを受けることもある
これは私の上司がおかしかっただけだと思います。
顔を合わせる度に子づくりに関して聞かれました。
『子供はまだか?
早く産まないとダメだ。
子どもがいないと老後に困るぞ。
子どもは可愛いから何人かいた方がいい。
子作りしたか?』
このような言葉を部長や副部長が言ってきていました。
老後の面倒を見させるために子供を産むという考えが理解できなかったのでとても苦痛でした。
悪気はないのだろうけど、このようにデリカシーのないおじさん軍団がいることも事実。
交際中はおおっぴらにしない方が居心地はいいかもしれません。
私たちも結婚が正式に決まり、私が退職を決めた時点で上司に報告しました。
④喧嘩すると気まずい
これに関しては私は経験したことがありません。
私と夫は仕事での責任の重さが天と地ほどありました。
私はあくまでも夫達のサポート役なので、メインで仕事をこなす姿を尊敬して見ていました。
夫は夫で『サポートしてくれる人がいるから俺たちが安心して働ける』という意識を持っていたので
良い意味での遠慮や気遣いが出来ていたのだと思います。
中には喧嘩して職場で顔を合わせることすら嫌だという方もいるみたいですね。
お付き合いする前に“仕事とプライベートはきっちり分ける”というルール決めをした方が良いかもしれません。
気を付けたこと
①職場でスキンシップしない
②プライベートを持ち込まない
③必要以上に絡まない
④態度を変えない
最低限、この3つは心がけました。
特に4つ目は気を付けました。
他の人に頼まれたことは断るのに夫のサポートだけは一から十までやっていては反感を買います。
他の男性社員にしないことは夫にもしない、
他の男性社員にすることは夫にもする。
お金をもらって働いている以上、そこは大切ですよね。
結婚後の関係
職場では夫が大先輩でした。
持っている資格も夫の方が難易度も高く、もらえるお給料も私の数倍。
夜勤があったり、突然呼び出されたり、不規則な仕事です。
ですが、共に働いてそれが事実だと知っているので、余計な心配をすることなく家庭を守ることが出来ています。
一緒に働いていた男性は奥さんに不倫を疑われていると言っていました。
あまりに不規則なので怪しいと。
共に働いていたことで仕事の不規則さを素直に受け入れることができたのが私にとっては職場恋愛の大きな収穫です。
職場恋愛を経て結婚したことでお互いに尊敬する気持ちを持ったまま結婚することが出来たので、そこも良かったと思います。
夫が家にいるときにずーっとぐうたらしていても「普段あれだけ忙しいんだもんね!」と自分を納得させることができます。
仕事している姿を見ていなかったら「このやろー!休みのときくらい家事をしろ!!」とイラついていたかもしれません。
そういった意味では最初に挙げたメリット以上に大きなメリットがあった気がします。
職場だろうがその他だろうが、気の合うパートナーと出会うことは素敵なこと。
私もこの出会いに感謝して一日一日を重ねていきたいと思っています。