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愛犬の頸椎ヘルニア。歩けない(麻痺)以外の行動の変化。こんなサインを見逃さないで!

目次

腕があらぬ方向へ曲がる

通常であれば顔の前や胸の下にあるはずの腕。

ヘルニア発症後の愛犬の腕はと言うと。


こんな風にぐにゃりと体の側面に。

麻痺しているので、本人は痛みもないのでしょう。

この状態で熟睡しています。

痛くないとはいえ、なんだか関節によくなさそう。

私たち家族が気が付いたときにそっと直しています。

首周りの筋肉の硬直

今までは柔らかかった首回りがカッチカチになりました。

手足が麻痺した時、先生が脳腫瘍も疑ったのです。

そのときに首の筋肉の硬直を伝えたら
『さすが毎日触れ合っていますね。
大きな手がかりです。
これだけ意識がしっかりした状態であること。
首の変化があったことを考えると
脳腫瘍の可能性は減ります。
頸椎ヘルニアよって首元に力が入っているのでしょう。
患部を守ろうという防衛本能ですね。』
と教えてくれました。

もちろん、正式な診断はMRIやCTを撮らなくては
分かりませんので、その後検査をしました。

やはり頸椎ヘルニアでした。

体質で麻酔をかけられない子もいますし、
経済的に高額な検査が難しい場合もあると思います。

そんなときには日々の触れ合いから得る体の変化が
大きな手がかりになるはずです。

スキンシップの大切さを思い知りました。

食欲低下

CT、MRIの検査後、咳が止まらなくなってしまい、
しばらく食べられない日々が続きました。

咳が治まってからも食欲は以前ほどでななく、
1度に食べる量が減りました。

今までは1回約50gのフードを1日2回あげていたのを
1回25gを1日に4回に分けるようにしています。

1日のトータル量が同じであれば激やせしてしまう心配もないので
少し手間はかかりますが、この方法がうちのわんこには合いました。

そして、フードに鳥のささみや温野菜、
ヨーグルトなどをトッピングします。

これがないと食べません。

試しにトッピングなしにすると
『何かお忘れでは?』という顔で
こちらをちらり(笑)

もはやヘルニアによる体調の変化ではなく、
トッピングを気に入ってしまっただけかもしれません。

とはいえ、ヘルニアを発症した状態でドライフードを食べると噛み砕くときに響いて痛いので
食が細くなることはあるそうです。

もしも気付いたときは早めに病院に行くことをオススメします。

首ブルブルをしなくなった

耳を触った時やシャンプーをしたときに首をブルブルと大きく振りますよね。

写真を撮るとブレブレでドリルのように見えるあれです。

今考えるとヘルニアになってからはやる回数が減っていた気がします。

耳掃除をし終わっても首を振らずにそのまま眠る。

耳掃除に慣れただけかと思っていましたが今なら納得がいきます。

単に頸椎ヘルニアの患部が痛かったのだと。

毎日一緒にいるとなかなか気付かないんですよね。

発症して初めて様々な小さな変化の点と点が線となって繋がるのです。

私はそれを
「耳掃除に慣れただけ。年を取ったから大人しくなったな。」
という勝手な解釈をしていました。

もしその時点で疑いの目を向けて病院に行っていたら
こんな大ごとにはなっていなかったかもしれません。

吠えなくなった

元々、滅多に吠えないのですが、
よくよく考えるとこの数カ月は声を聞いていませんでした。

来客者や他の犬に吠えることはなくても、
おもちゃで遊んでいるときにテンションが上がり、
『おもちゃ投げてよ!』と手で床を叩きながら
吠えることが以前はありました。

吠えることも患部に響くのでしなくなったのだと思います。

遊ばなくなった

遊んでいるときにしか吠えない愛犬。
吠えなくなったというか、遊ばなくなっていました。

以前飼っていたわんこも年をとるにつれて
おもちゃへの興味が薄れて行ったので、
今回もそうかと思っていました。

といっても、今回ヘルニアになった犬(バウ)は
保健所にいた時点で5歳以下。

現時点で推定10歳くらい。

おもちゃに興味を示さなくなるには早すぎるとは思っていました。

これもヘルニアが原因の痛みから遊ぶことを諦めたのだと思います。

鍼治療を進めていくうちに再び遊び始めたのがその証拠です。


後悔する人を増やしたくないので、
バウと同じような体調の変化があるわんちゃんは
先生に診てもらってくださいね。

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