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子どものいない専業主婦の暮らし

目次

私の毎日の生活パターン

6時半 夫を起こす
    直後に洗濯機のスイッチオン
    朝食の用意
    水筒の準備
    犬にもご飯

7時  朝食
8時  夫の見送り
    洗濯を干す
    犬のトイレの片付け

9時  冷蔵庫の中身のチェック
    足りなければ買い出し

12時  お昼
13時  掃除&片付け
14時  夕飯のレシピを調べながらお茶
15時  洗濯を取り込む
16時  夕飯作り
帰宅連絡が来たら夫の出迎え
夕飯、お茶を出して家族団らん


大まかに書くとこんな感じ。
子どもがいないので、お茶をしたり時には昼寝をしたり
かなり余裕のある一日を過ごしています。

専業主婦を選んでよかったところ

①犬の様子をいつも見ていられる

最も大きいポイントはこれです。
我が家には現在2匹の犬がいます。
1匹は保健所にいた子、もう1匹は繁殖引退犬です。

2匹とも成犬で引き取ったので、子犬から育てるのと比べると
一緒に過ごせる期間が短い。
なのでできるだけ近くで見守っていたいという気持ちが強いのです。
専業主婦も立派な仕事ですが、相手は夫。

万が一のときには洗濯はお休み、夕飯はデリバリーなんてこともして
その時々に優先すべきことにすぐに取り掛かれることがメリットだと思っています。

②体力的に楽

結婚前の同棲期間の2カ月は私も働いていました。

16時までの時短にはしてもらっていましたが、
仕事を終えて電車に乗り、最寄りのスーパーで夕飯の材料を買う。
そんなことをしていると帰宅時にはもう17時。
朝干して行った洗濯物も湿っています…。

慌てて洗濯物を取り込んでから夕飯作りをしていると夫からの帰宅連絡。
帰宅時にはまだ夕飯が完成していないということもありました。

朝は朝で自分の支度や洗濯もしなければならないし、
夫の朝食も出さなければならない。

仕事の終わりの時間が1時間や2時間早くなったところで
「あー!楽だー!!」なんて言えない毎日でした。

その点、専業主婦はまずは夫を時間通りに起こして送り出せばOK。
自分の化粧や着替えなんぞ後回しで良いので、朝のバタバタや
夕飯作りのせかせかした感じがなくなっただけでも天国です。

③夫とスケジュールを合わせやすい

夫は料理や掃除も嫌がらずにやってくれる人ではあります。

なので、任せてしまえば良いのですが、それが申し訳なくて
私も働いていたころは常に夫の休みを気にしていました。

家にいるから早く帰ってご飯作らなきゃ、
洗濯を取り込ませたら悪いから前日のうちに全部やっておかなきゃ…
など、一人でソワソワしていたのです。
でも、専業主婦たらいつ休まれようが関係ない。

いると分かればお昼を2人分作ればいいだけ。
そこがとても楽でした。

そして、働いている状態で自分と夫のスケジュールを合わせようとすると大変ですが
1人が組織に属していないことで様々な予定が簡単に立てられるようになりました。

専業主婦で辛いと思ったところ

①考える時間が多いからこそ悩みが生まれる

マイペースに家事をやりながら夫の帰りを待つ生活。
会社という組織に属していないことで触れ合う人の人数が減ります。

人間関係のストレスがないので最初は楽ではありました。
しかし、時間があるからこそ、一人だからこそ何かが気になるとずっと考えてしまうのです。

会社で働いていた頃は何かに悩んでも仕事をしているうちにそのことが頭から消えていたし、
休憩に同僚と愚痴を言って笑っていれば「まぁいいか!」と流せていました。
一人だとずーっとそのことを考えては永遠にモヤモヤできるので、吹き出物が増えました。

そんな自分へのおまじない。
“心配事の9割は起きない!”
これを言い聞かせています。

もちろん、地震などの災害への備えや火の元への注意は別ですよ。
でも、姑から嫌味なメッセージが来るんじゃないか・・・なんてことは
来てから悩もうと思って考えることをやめました(笑)

②お金を使うことへの罪悪感

結婚して一番最初に悩んだところがこれ!

会社で給料を貰っていた頃は自分の化粧品、シャンプー、洋服、コンタクトなど、
ストックがなくなったらすぐに買っていました。

結婚してキャッシュカードもクレジットカードも通帳も全部私が預かり、
家計を管理する立場に。

私は元々ブランド品や毛皮、リアルファーにも興味なし。
安くてある程度使えるものならそれでいいし、
物を増やしたくないから最低限のものがあればいいという考えでした。
なので、結婚してからも日用品くらいしか買っていません。

それでも、夫の稼いだお金で物を買うことの罪悪感ときたら!
数百円のシャンプーを買ってポイントのためにクレジットカードで支払い。
「あぁー、自分で使うものを夫のお金で買ってしまった…!」とドキドキするのです。

この気持ちを会社を辞める前に上司(男性)に相談しました。
すると、こんな答えが。

上司
上司

無駄遣いする人じゃないと信頼して預けてくれてるんだ。
だから好きにしていいと思う。
それに、家事を時給1000円としてみて。
1日5時間動いたとしたら日給5,000円。
主婦に休みはないから30日で15万だよ!
必要なものを思い切り買ったって
それには満たないでしょう?

女性ではなく、夫と同じ男性に相談することで男性の意見の聞けたので気が楽にはなりました。

実際、化粧水などを買って夫に見せたところ、夫も全然気にしていない。

夫

そういうのはどんどん買うといいよ♪

主婦も立派な存在だと胸を張り、家庭内でイキイキとすること。
これも主婦の大切な役目
かもしれません。

③コミュニティーがないことによる孤独

学校、職場、ママ友といった仲間がいないことで社会からの孤立を感じます。

街でスーツを着た女性を見ると
「働いていて偉いなぁ」と思いますし、
お子さんを連れている方を見ると
「育てていて偉いなぁ」と思います。

それと同時に、
私は働いてもいないし子どもも産んでもいないという
孤独と罪悪感に苛まれました。

人間って自分のためだけに生きるより、誰かに喜んでもらったり、
誰かの役に立ったと実感できる方がパワーが出ませんか?

家にいて3食食べて、何の役に立っているんだろう。
役立たずの私でも爪と毛だけは一丁前に伸びるんだよな…と
自分が嫌になったこともありました。


ですが、主婦が洗濯、掃除、料理、荷物の受け取り、
備品のストックの管理、買い物などをやることで配偶者は仕事に専念できます。


帰宅して手洗いをして座ればご飯が出てくる、
お風呂から出れば洗いたてのパジャマが置いてある。

起きればお茶や朝ご飯がある。
働くことの大変さは変わらないかもしれませんが、
家事の負担という意味では楽になっているのではないのでしょうか。

妻のことを奥さんと呼んだりするように、
縁の下の力持ち、家の奥でしっかり支えるのが大きな役目。

会社というコミュニティからは外れたけれど、
それよりも太い絆で結ばれた“家族”というコミュニティに属した

と思えば自分の存在価値を見いだせました。

余談 主婦になる恐怖と覚悟

主婦になると決めて退職を申し出たとき、
先ほども書いた世間からの孤立への恐怖がありました。
これは単に1人で家にいる孤独や恐怖だけではありません。

世の中の夫婦って似た者同士だと思いませんか?

以前、夫と歩道を歩いているときに
車道を走る車の運転席から男性が空き缶を外に捨てたんです。

信号待ちのその車を見ているとタバコの吸い殻までぽいっ!

助手席には奥さんらしき女性。

私は思わず夫に
「彼女だか奥さんだか知らないけど、注意しないのかしらね!」
と言ってしまいました。

すると夫は
『似た者同士なんだよ。同じレベルだから一緒にいるんでしょ。』
と言うのです。

納得するのと同時に不安も生まれました。

会社に属しているときは意見が欲しいと思ったときには
社内の仲間を50人でも100人でも捕まえることができました。

家庭にいたらそればできません。

1人です。

意見を即聞けるのは夫一人です。

もしこの夫が非常識な人間だったら?

世間の非常識が我が家の常識になり、
何の疑いもなくその道を突き進むことになるのでは?


こう考えると結婚相手を選ぶのって重要なことですよね。

幸いなことに我が夫はどんな人に対しても態度を変えませんし、
もちろんゴミを道に放り投げることもしません。

尊敬できるところが多いので結婚しました。

それでも3年、5年と経っていくうちに様々な問題が生まれてくるはずです。

そんなときはここに素直な気持ちを綴って残しておこうと思っています。

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