1. 発症までの経緯と行動
この体験は今から約10年前の年末に起こりました。
あくまで私と家族の実体験です。万が一感染された方はまず医師に相談してくださいね。
12月30日、当時入院していた祖母に会いに総合病院を訪れました。
病院に入ったらまず手を洗い、混雑している外来を通り抜けて病室へ。
祖母と1時間ほど話し、「よいお年を!」と笑顔で別れて帰りました。
外来を抜ける前にトイレで再度手を洗い、安心して帰宅。
翌日は大晦日。
毎年恒例のジャニーズカウントダウンライブが年越しの楽しみで、夕食前に早めのお風呂に入っていたところ…事件が起きたのです。
2. 突然の発症
18時頃、お風呂で髪を洗っていると突然胸がムカムカ。
昼食を食べすぎたかな?と思っていたら、いきなり嘔吐が始まりました。
次々と吐き続け、体が震え、恐怖と寒さでガタガタ。
お風呂場から出ようとするたびに嘔吐の波が押し寄せ、やっとの思いでタオルで体を拭き、ようやく脱衣所に出ることができました。
その後もトイレにこもる状態に。ノロウイルスの強烈な症状は私を完全にノックアウト!
3. 悪化する症状と自宅での対処法
最初は嘔吐だけでしたが、徐々に下痢も始まりました。
その年はノロウイルスが流行しており、テレビでもよく耳にしていたため「これは絶対にノロだ」と確信。
バケツにペットシーツを敷き詰め、トイレに間に合わないことに備えるという何ともシュールな光景の中で過ごす大晦日。病院に行くにも症状があまりに頻繁で、とても外出できる状態ではありません。
脱水症状にだけ気を付けながら、地獄のような年越しを過ごしました。楽しみにしていたカウントダウンライブも横になりながら眺めるのみで、ほとんど意識が朦朧とした状態で新年を迎えました。
当時も犬を飼っていたので、ペットシーツのストックだけは沢山あったのが幸いでした。
4. 回復までの道のり
通常、ノロウイルスの症状は1~2日で落ち着くとされていますが、私の場合は嘔吐と下痢が4日間続きました。
症状が和らいできた3日目からも、感染防止のため1月7日まで自宅に引きこもり。
引きこもり生活を終えた頃には、街はすっかり正月ムードが終わり、普段の日常に戻っていました。
「一体どこで感染したんだろう?」と考えると、やはり祖母が入院していた総合病院が怪しいかもしれません。
外来のトイレを2度利用し、翌日の夜には症状が出たので潜伏期間もピッタリ…と今でも思っています。
「一体どこで感染したんだろう?」と考えると、やはり祖母が入院していた総合病院が怪しいかもしれません。
外来のトイレを2度利用し、翌日の夜には症状が出たので潜伏期間もピッタリ…と今でも思っています。
「一体どこで感染したんだろう?」と考えると、やはり祖母が入院していた総合病院が怪しいかもしれません。
外来のトイレを2度利用し、翌日の夜には症状が出たので潜伏期間もピッタリ…と今でも思っています。
5. 母にも感染し、感染力の恐ろしさを実感
ノロウイルスの感染力は非常に強く、潜伏期間も24~48時間ほど。
部屋を分けて生活していても、同じトイレやお風呂を使用していた母にもしっかりと感染してしまいました。
幸い、私が発症した2~3日後に母も発症したため、トイレの奪い合いは避けられましたが、もし家族全員が同時に発症したら大変なことになっていたでしょう。
6. 抗がん剤治療よりも辛い吐き気とは
余談ですが、母はその後、乳がんの治療を受けることになり、初めて受ける抗がん剤の副作用を心配していました。
担当医に「ノロの吐き気と抗がん剤の吐き気、どちらが辛いですか?」と尋ねたところ、「ノロ!」と即答されたそうです。実際、抗がん剤治療中の母の様子を見ると、吐き気に関してはやはりノロのほうが激しかった様子。ノロウイルスの恐ろしさがよくわかる体験でした。
乾燥する季節はノロウイルスに限らず様々なウイルスが蔓延します。
手洗いうがいを忘れずにお過ごしください。